AWP
「ハイリスク・ハイリターン。AWPはその特徴的な発砲音と一撃必殺の性能で広く知られている。」 ― ゲーム内説明
AWP(エーダブリューピー)は、Counter-Strike 2に登場するスナイパーライフルである。両陣営が購入可能で、脚部以外への一撃で敵を即死させる圧倒的な火力を持つ。Counter-Strikeシリーズを象徴する武器の一つ。
概要
AWP(Arctic Warfare Police)は、イギリスのAccuracy International社が開発したボルトアクション式スナイパーライフル。1980年代に登場し、警察や軍用として世界中で採用されている。「AWP」は法執行機関向けバージョンを指し、通常7.62mm NATO弾を使用するが、ゲーム内のモデルは.338 Lapua Magnum弾を使用するAWM(Arctic Warfare Magnum)がベース。
Counter-Strikeシリーズにおいて最も象徴的な武器であり、「AWPer(エーダブパー)」という専門的な役割が確立されているほど、チーム戦術において重要な位置を占める。
基本データ
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 価格 | $4750 |
| キル報酬 | $100(コンペティティブ) |
| 陣営 | 両陣営 |
| マガジン容量 | 5 / 30 |
| 連射速度 | 41 RPM |
| リロード時間 | 3.67秒 |
| 移動速度 | 200 HU/s(スコープ時: 100 HU/s) |
ダメージ
| 部位 | 防具なし | 防具あり |
|---|---|---|
| 頭部 | 459 | 448 |
| 胸部・腕 | 115 | 112 |
| 腹部 | 143 | 140 |
| 脚部 | 86 | 86 |
脚部以外への攻撃で即死
AWPは防具の有無に関わらず、脚部以外への一撃で敵を即死させる。脚部へのダメージは86で、追加攻撃が必要。
スコープ
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 第1段階倍率 | 約4倍 |
| 第2段階倍率 | 約10倍 |
| スコープ展開音 | あり(敵に聞こえる) |
精度
| 状態 | 精度値 |
|---|---|
| スコープ静止時 | 2.20 |
| スコープしゃがみ時 | 1.70 |
| ノースコープ | 257.48 |
特徴
長所
- 圧倒的な火力: 脚部以外への一撃で即死
- 高い精度: スコープ使用時の命中精度が非常に高い
- 貫通力: 壁抜き(ウォールバング)でも高いダメージを維持
- 心理的圧力: 敵の動きを抑制する存在感
- 距離減衰がほぼない: どの距離でも安定した即死性能
短所
- 高価格: $4750と非常に高価
- キル報酬が低い: $100のみ
- ボルトアクション: 連射ができず、ミスが致命的
- 移動速度低下: スコープ時に大幅に機動力が落ちる
- 近距離戦に弱い: ノースコープの精度が非常に低い
- 敵への武器提供リスク: 死亡時に敵に渡ると脅威になる
運用方法
AWPは「AWPer」と呼ばれる専門ロールとして運用されることが多く、チームに1〜2名が担当するのが一般的。
基本的な撃ち方
スコープショット
基本的な射撃方法。スコープを覗いて敵を狙い撃つ。静止してから約0.3秒で最高精度に達する。
クイックスコープ
素早くスコープを覗いて即座に撃つ技術。完全な精度は得られないが、中距離で有効。
ノースコープ
スコープを使わずに撃つ方法。精度が非常に低く運任せ。緊急時のみ使用。
立ち回り
- アングル保持: 敵が通過する場所を事前に狙って待機
- ワンショット・ワンキル: 一発撃ったら即座にポジションを変える
- カバー意識: 味方のフラッシュやスモークと連携
- 武器スイッチ: 外した場合は即座にピストルに切り替え
- 経済管理: チームのエコノミーを圧迫しないよう注意
AWPerの役割
プロシーンにおいて「AWPer」は専門的なロールとして確立されている。
主な責務
- ラウンド序盤のオープニングキル獲得
- 重要なアングルのホールド
- マップコントロールの確立
- 敵の動きの抑制
備考
- CS:GOのAWP発砲音はLeft 4 Dead 2のAWSMの音を若干修正したもの
- Team Fortress 2にはプロモーション用アイテムとして「AWPer Hand」が存在
- バレルには「ACUMEN MULTINATIONAL ENGLAND AKA OAKRIDGE TN」という刻印
- 開発初期のCS:GOでは黒色だったが、後に緑色に変更
- 一部のコミュニティサーバーでは即死性能の高さからAWPの使用が禁止されている
- 理論上、5人が一列に並んでいれば一発のヘッドショットで5人全員を倒すことが可能
コメント