Ancient

Ancient（エンシェント、de_ancient）は、Counter-Strike 2に登場する爆弾解除マップである。熱帯雨林（中央アメリカと推定）の考古学遺跡を舞台とし、アステカ帝国を彷彿とさせる遺物や建造物が特徴。

Ancientは、Valveが制作した3番目のオリジナル爆弾解除マップである（Overpass（2013年）、Canals（2017年）に続く）。熱帯雨林の中に佇む古代遺跡を舞台とし、緑豊かな植生と石造りの神殿が視覚的に印象的な環境を作り出している。

マップは典型的な「四つ葉型レイアウト」を採用しており、MirageやDust IIと同様の構造を持つ。各サイトは「プラザ」と呼ばれ、Aサイトはオレンジ色、Bサイトは淡い青色のテーマカラーで区別されている。

Steamワークショップガイド All the correct CS2 callouts for every map より引用

Aサイトは2つの神殿の間に位置し、Tスポーンから直接アクセスできるA Mainが主要な進入路となる。

主な進入経路:

• Aメイン（A Main）: T側からの主要進入路。2つの通路に分かれてサイト左側に合流
• コネクター（Connector）: ミッドからの接続路
• ドーナツ（Donut）: ミッドからAサイトへの特殊な通路

Bサイトは狭いチョークポイントが特徴で、CT側が防衛しやすい構造となっている。

主な進入経路:

• Bメイン（B Main）: T側からの主要ルート
• Bランプ（B Ramp）: ミッドからの接続
• ルインズ（Ruins）: 側面からのアプローチ

ミッドはCT側に有利な構造となっており、トップミッド、カビー（Cubby）、スナイパーズネストなどのポジションがある。

• ミッドコントロールの重要性: ミッドを制圧することで両サイトへの柔軟なアプローチが可能
• 狭いチョークポイント: Bサイトへの進入路は特に狭く、ユーティリティが重要
• エージェントスキンの視認性: 茶色/緑色の環境により、一部のエージェントスキンが見えにくくなる問題が指摘されている

初期はCT有利とされていたが、アップデートによりCTスポーンの位置変更などが行われ、現在はわずかにT有利のマップとなっている。2024年のプロシーンで最もプレイされたマップの一つ。

AncientはOperation Broken Fangの一部として2020年12月3日にリリースされた。当初はReserve Groupに追加されたが、2021年5月3日のアップデートでTrainに代わりActive Duty Groupに昇格した。

マップのテクスチャやプロップ、サウンドは「hr_aztec」という名前で保存されており、かつてのAztecマップのリメイクとして開発が始まった可能性が示唆されている。

• ナイトバージョンの追加: 2025年8月14日のアップデートで夜間バージョンが追加
• マテリアルの刷新: 最新のCS2シェーダーを使用したマテリアルの更新
• 濡れ・苔ブレンドオプションの追加: マップメーカー向けの新機能

• Valveがリリースした3番目のオリジナル爆弾解除マップ（Overpass、Canalsに続く）※1
• Aztecとの類似性があり、ファイル名に「hr_aztec」が使用されている※1
• 2024年のプロシーンで最もプレイされたマップの一つ

• Ancient攻略ガイド（作成予定）
• マップ一覧

• Counter-Strike Wiki - Ancient（英語）
• Liquipedia - Ancient（英語）
• Steam Workshop - CS2 Callouts Guide（英語）