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ランクシステム
Counter-Strike 2には2つの独立したランクシステムがあります。それぞれ異なる特徴を持ち、プレイヤーのスキルレベルを評価します。
2つのランクシステム
| モード | ランク表示 | 特徴 |
| Premier(プレミア) | CS Rating(数値) | 全マップ共通、リーダーボード、シーズン制 |
| Competitive(コンペティティブ) | 18階級(Silver〜Global Elite) | マップごとに個別ランク |
Prime Statusが必要 両方のランクモードをプレイするには、Prime Statusの購入が必須です。
Premier(プレミア)モード
CS Ratingとは
Premier モードでは、従来の階級制ではなくCS Rating(CSレーティング)という数値でスキルを表示します。
基本情報
- レーティング範囲:1,000 〜 35,000+
- 全マップ共通の単一レーティング
- 勝敗とパフォーマンスで増減
- リアルタイムで変動が確認可能
CS Ratingの色分けティア
CS Ratingは7つの色で区分されています。色はスキンのレアリティカラーと同じシステムです。
| レーティング | 色 | ティア名 |
| 0 〜 4,999 | 灰色(Gray) | Common |
| 5,000 〜 9,999 | 水色(Light Blue) | Uncommon |
| 10,000 〜 14,999 | 青色(Blue) | Rare |
| 15,000 〜 19,999 | 紫色(Purple) | Mythical |
| 20,000 〜 24,999 | ピンク(Pink) | Legendary |
| 25,000 〜 29,999 | 赤色(Red) | Ancient |
| 30,000+ | 黄色(Yellow) | Unusual |
平均レーティング:約8,900(水色ティア) プレイヤーの50%はこの数値以下に分布しています。
レーティングの増減
試合開始時に予想ポイントが表示
- 勝利時の獲得ポイント:+80 〜 +150(通常)
- 敗北時の損失ポイント:-80 〜 -150(通常)
増減に影響する要因
- 勝敗(最も重要)
- 相手チームとの実力差(格上に勝つと大きく上昇)
- 連勝/連敗(連勝中はボーナス、連敗中はペナルティ増)
- ラウンドスコア(16-0と16-14では差がある)
重要:個人の成績(キル数、デス数等)は認定戦後はほぼ影響しません。勝つことが最重要です。
認定戦(プレイスメント)
10勝で初期レーティング決定
- 最初の10勝までは「認定戦中」と表示される
- 初期レーティングは約15,000 〜 24,000の範囲
- 10連勝すると約22,000〜24,000からスタート可能
認定戦のコツ
- 最初の5試合が特に重要(無敗を目指す)
- パフォーマンス(キル、MVP等)も初期レーティングに影響
- 8勝2敗で約19,000〜20,000が目安
マップピック&バンシステム
Premierでは、プロ大会のようなマップ選択システムが採用されています。
バン順序
1. チーム1が2マップをバン 2. チーム2が3マップをバン 3. チーム1が1マップをバン 4. 残った1マップでプレイ 5. チーム2がサイド(T/CT)を選択
現在のActive Dutyマップ(シーズン3)
- Dust 2
- Mirage
- Inferno
- Nuke
- Ancient
- Train
- Overpass
リーダーボード
Premier モードには世界ランキングがあります。
フィルター
- 友達
- 地域別(北米、欧州、アジア等)
- 世界トップ1000
リーダーボード表示条件
- アクティブなCS Ratingを保持
- 地域はプレイ地域で自動決定
- トップランカーは専用名を設定可能
非アクティブペナルティ
28日間プレイしないとレーティング非表示
- 1試合勝利で再表示
- レーティングは増減する可能性あり
- リーダーボード順位は失われる
シーズン制
Premier モードはシーズン制を採用しています。
シーズンごとの変更
- マッププールのローテーション
- 全プレイヤーのレーティングリセット
- 再度10勝で認定戦
シーズン記念メダル
- シーズン1:レーティング保持者全員に付与
- シーズン2以降:25勝以上でシーズン終了時に付与
- メダルにシーズン統計が記録される
Competitive(コンペティティブ)モード
18段階の階級システム
Competitiveモードでは、CS:GO時代から続く18段階の階級制を採用しています。
全階級一覧
Silverグループ(銀)
1. Silver I(シルバー1) 2. Silver II(シルバー2) 3. Silver III(シルバー3) 4. Silver IV(シルバー4) 5. Silver Elite(シルバーエリート) 6. Silver Elite Master(シルバーエリートマスター)
Goldグループ(金)
7. Gold Nova I(ゴールドノヴァ1) 8. Gold Nova II(ゴールドノヴァ2) 9. Gold Nova III(ゴールドノヴァ3) 10. Gold Nova Master(ゴールドノヴァマスター)
Masterグループ
11. Master Guardian I(マスターガーディアン1) 12. Master Guardian II(マスターガーディアン2) 13. Master Guardian Elite(マスターガーディアンエリート) 14. Distinguished Master Guardian(ディスティングィッシュドマスターガーディアン)
Eliteグループ
15. Legendary Eagle(レジェンダリーイーグル) 16. Legendary Eagle Master(レジェンダリーイーグルマスター) 17. Supreme Master First Class(シュプリームマスターファーストクラス) 18. **The Global Elite(グローバルエリート)** ← 最高ランク
マップ別ランクシステム
CS2のCompetitiveモードでは、各マップごとに個別のランクが付与されます。
特徴
- Dust 2でGlobal Elite、Mirageでsilver IIということもあり得る
- 得意マップと不得意マップで明確に差がつく
- 新しいマップでも気軽に挑戦できる
ランク取得
- 各マップで2勝すると初期ランクが付与
- CS:GOの10勝制とは異なる
ランクの増減
Competitiveモードのランク変動は内部レーティング(MMR)に基づいています。
影響する要因
- 勝敗(最も重要)
- ラウンドスコア(16-0と16-14では差がある)
- MVP取得回数
- 個人成績(キル、アシスト、ユーティリティ使用)
- 相手との実力差
注意:正確な計算式は非公開です。Glicko-2レーティングシステムを基にしていると推測されています。
非アクティブペナルティ
28日間特定のマップをプレイしないとそのマップのランク非表示
- そのマップで1試合勝利すると再表示
- ランクは下がる可能性あり(通常1〜2階級)
認定戦のクールダウン
初めてCompetitiveをプレイする場合
- 2勝ごとに約21時間のクールダウン
- 10勝達成まで継続(最低5日必要)
- チート対策・スマーフ対策のため
Premier vs Competitive 比較
| 項目 | Premier | Competitive |
| ランク表示 | CS Rating(数値) | 18階級 |
| マップ選択 | ピック&バン | 自由選択 |
| ランク範囲 | 全マップ共通 | マップごと |
| リーダーボード | あり | なし |
| シーズン制 | あり | なし |
| 認定戦 | 10勝 | マップごと2勝 |
| 推奨度 | 真剣なプレイヤー向け | マップ練習・カジュアル向け |
ランク分布データ(2025年)
Premier CS Rating分布
| レーティング | プレイヤー割合 | 累積 |
| 1,000-4,999(灰色) | 約27% | Top 100% |
| 5,000-9,999(水色) | 約26% | Top 73% |
| 10,000-14,999(青色) | 約24% | Top 47% |
| 15,000-19,999(紫色) | 約15% | Top 23% |
| 20,000-24,999(ピンク) | 約5% | Top 8% |
| 25,000-29,999(赤色) | 約2% | Top 3% |
| 30,000+(黄色) | 約1% | Top 1% |
中央値:約8,900(水色ティア)
Competitive階級分布
| 階級グループ | プレイヤー割合 |
| Silver(1-6) | 約35% |
| Gold Nova(7-10) | 約30% |
| Master Guardian(11-14) | 約25% |
| Elite(15-18) | 約10% |
| Global Elite(18) | 約0.7% |
ランクアップのコツ
基本的な上達方法
1. エイムとリコイルコントロール
- 毎日Aim Botzで10〜15分練習
- Recoil Masterでリコイルパターン習得
- AK-47とM4を最優先で練習
2. マップ知識
- コールアウトを全て覚える
- グレネード投擲ポイントを習得
- タイミングとローテーションを理解
3. 経済管理
- エコラウンドとバイラウンドを理解
- チーム全体での購入タイミング調整
- セーブの判断力
4. コミュニケーション
- マイクで情報共有
- ポジティブな声掛け
- 簡単な英語フレーズを覚える
5. デモ分析
- 自分の試合を見返す
- プロの配信や試合を視聴
- ミスを記録して改善
Premier特有のコツ
認定戦を大切に
- 最初の5試合は特に慎重に
- フレンドとパーティー推奨
- 得意マップを残すバン戦略
連勝を狙う
- 連勝ボーナスで大きくレーティング上昇
- 調子が良い日に集中プレイ
- 連敗したら休憩
Competitive特有のコツ
得意マップに絞る
- 2〜3マップを徹底的に練習
- マップ知識で有利に立つ
- 高ランクを目指しやすい
新マップは別で練習
- ランクが低くてもOK
- 焦らずじっくり学ぶ
よくある質問
どちらのモードをプレイすべき?
Premierがおすすめな人
- 真剣に競技シーンを目指す
- 全マップを平均的にプレイしたい
- リーダーボードで競いたい
Competitiveがおすすめな人
- 特定のマップを極めたい
- カジュアルにランクマッチを楽しみたい
- マップごとに目標を分けたい
CS:GOのランクは引き継がれる?
いいえ、CS2では新たに認定戦をプレイする必要があります。ただし、スキルは引き継がれているため、適正ランクに早く到達できます。
ランクを上げる最速の方法は?
短期集中で連勝を狙う
- 連勝ボーナスが最も効率的
- 調子の良い時間帯を見極める
- フレンドとのパーティープレイ
ソロとパーティーどちらが良い?
パーティー推奨
- コミュニケーションが取りやすい
- 戦術を実行しやすい
- 味方ガチャを回避
ただし、ソロでも十分ランクアップ可能です。
何試合でランクアップする?
明確な試合数は決まっていません。
- 連勝すれば早くランクアップ
- 相手が格上なら1〜2試合でも上がることがある
- 通常は5〜10連勝程度が目安
Premier Rating 10,000は何ランク相当?
おおよそMaster Guardian II(MG2)〜Distinguished Master Guardian(DMG)に相当します。
| CS Rating | Competitive相当 |
| 5,000 | Silver Elite 〜 Gold Nova I |
| 10,000 | MG2 〜 DMG |
| 15,000 | Legendary Eagle 〜 LEM |
| 20,000 | Supreme 〜 Global Elite |
| 25,000+ | Global Elite トップ層 |
まとめ
CS2のランクシステムは、PremierとCompetitiveの2本柱で構成されています。
Premierは数値レーティングで明確な進捗が見え、競技性が高く、全マップでスキルを磨きたいプレイヤー向けです。
Competitiveはマップごとの階級制で、得意マップを極めたり、新マップを気軽に練習したりできます。
どちらのモードも勝つことが最重要です。エイム、マップ知識、コミュニケーション、経済管理をバランスよく向上させ、着実にランクアップを目指しましょう!
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外部リンク
※この情報は2024年11月時点のものです。アップデートにより仕様が変更される場合があります。
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