CS2 コールアウトガイド

コールアウト(Callout)とは、ボイスチャットやテキストチャットで味方に情報を伝えるコミュニケーション手法です。Counter-Strike 2において、正確で素早い情報共有がチームの戦術遂行に影響します。

各マップの詳細なコールアウト(地点名称)は以下のページで確認できます。

• 敵の位置: “ロングに2人”、“Bサイトクリア”
• 敵の装備: “AWP持ち”、“防具なし”
• 敵の体力: “ロングの敵HP20以下”
• 敵の行動: “Bに向かってる”、“リテイク来てる”
• アイテム情報: “C4ロングに落ちてる”
• 戦術指示: “フラッシュ投げます”、“一緒に出ましょう”

CS2において情報は武器です。敵の位置を知っているだけで:

• 有利なポジション取りが可能: 待ち伏せや挟み撃ちの準備
• 無駄な警戒が不要: 確認済みエリアはクリアリング不要
• 的確なローテーション: 守るべき場所が明確になる

効果的なコールアウトにより:

• 同時攻撃(トレード)が容易に: “今出ます”で味方がサポート
• 投げ物の連携: “フラッシュ投げます”で味方が飛び出す準備
• クロスファイアの形成: 互いの位置を把握して射線を作る

自分が死んでも、コールアウトでチームに貢献できます:

• 敵の位置情報
• 敵の体力情報
• 戦術の提案

情報は短く、要点だけを伝えます。

不確実な情報は「多分」「かもしれない」を付けましょう。

情報は鮮度が命。できるだけ早く伝えます。

• ✅ 敵を見たら即座に報告
• ✅ 死んだ瞬間に敵の位置と人数を伝える
• ❌ ラウンド終了後に「さっきあそこに敵いたよ」

重要な情報から先に伝えます。

優先度順:

1. 敵の位置・人数
2. 敵の体力
3. 敵の装備
4. その他の情報

[場所] + [人数] + [追加情報(任意)]

例:

• “ロング1人”
• “Bトンネル3人、フラッシュ多い”
• “ミッドAWP”

[場所] + "キル" / "1人倒した"

例:

• “ロング1人キル”
• “ショート倒した”

[場所] + "クリア" / "誰もいない"

例:

• “ロングクリア”
• “Bサイト誰もいない”

[場所] + [人数] + [体力情報]

例:

• “ピット1人、HP低い”
• “Bサイト2人、両方フル”
• “ミッドAWP、ダメージ50与えた”

• “なんで助けないの！”
• “そこ守れよ！”
• “下手くそ…”

→ チームの士気を下げ、集中力を削ぎます

自分が死んだ後に、細かく指示を出し続けるのは避けましょう。 生存者は自分で判断する能力があります。

• 音量: 大きすぎず小さすぎず
• ノイズ: プッシュトゥトークを推奨
• 環境音: キーボード音、ファンの音を抑える

• 日本サーバー: 日本語でOK
• 外国人混在: 英語推奨
• 単語だけでも: “Long”, “B”, “2”だけでも伝わる

チームワークに寄与する声掛け:

• ✅ “ナイス！” - プレイを褒める
• ✅ “ドンマイ” - 失敗をフォロー
• ✅ “次頑張ろう” - 前向きな声掛け
• ❌ 暴言、批判、責める発言

練習モードで各マップを探索:

// コンソールコマンド
map de_dust2
sv_cheats 1
bot_kick
noclip

各エリアを訪れて、名前を声に出して言ってみましょう。

実況者やプロの試合を見ることで:

• どのタイミングでコールアウトするか学べる
• 簡潔な伝え方を学べる
• 自然と名称が覚えられる

参考チャンネル:

• HLTV - プロ試合のVOD
• ESL CS - 大会配信
• 日本人配信者 - 日本語のコールアウトが学べる

まずは気軽なモードで練習:

• 間違えても気にしない
• 積極的にVCを使う
• フィードバックを受け入れる

仲間と5vs5のカスタムマッチで:

• 試合形式で本格的に練習
• 互いにフィードバック
• チームとしてのコールアウトルールを決める

T側:

• “Bラッシュ行きます”
• “ロング制圧します”
• “デフォルトで様子見”

CT側:

• “Bサイト守ります”
• “ミッドAWP持ちます”
• “ロング1人で見ます”

• “ロング1人交戦中”
• “ショート複数、下がります”
• “ミッドAWP確認”

T側:

• “時間あります、守りましょう”
• “リテイク来てます、3人”
• “フラッシュ投げます”

CT側:

• “C4の位置は？”
• “スモーク使います”
• “時間ないので急ぎます”

1vs1などのクラッチ時は:

• ✅ 必要最小限の情報のみ
• ✅ “C4はAデフォルト” など位置情報
• ❌ “こうしろ、ああしろ”の細かい指示

VCが使えない/使いたくない場合はラジオコマンドを活用:

• Z → 1: 了解 (Roger that)
• Z → 2: 否定 (Negative)
• Z → 3: A爆破地点へ (Go to A)
• Z → 4: B爆破地点へ (Go to B)
• X → 1: 集合しろ (Regroup)
• X → 2: 待て (Hold Position)

ただし、ラジオコマンドよりもVCの方が圧倒的に情報量が多いです。

覚えるべき基本:

• 各サイト名(A/B)
• 主要ルート名(ロング、ミッド、ショートなど)
• “◯人いる”の人数報告

目標: 「敵がどこにいるか」を伝えられる

追加で覚えること:

• 各エリアの細かい名称
• 敵の装備情報
• 簡潔な報告の仕方

目標: 素早く正確な情報共有ができる

マスターすること:

• 状況判断に基づく戦術提案
• チーム全体を見た情報整理
• 英語でのコミュニケーション

目標: チームの指揮官として機能する

国際的なマッチで使える基本的な英語表現:

• “2 Long” - ロングに2人
• “B clear” - Bクリア
• “AWP mid” - ミッドにAWP
• “They're going B” - 敵はBに向かっている
• “One hit” - 敵1人ヒット済み
• “He's low” - 敵の体力低い
• “Flashing” - フラッシュ投げます
• “Smoking” - スモーク投げます
• “Nice” - ナイス

• “One” (1人) → “ワン”
• “Two” (2人) → “トゥー”
• “Three” (3人) → “スリー”
• “Full” (5人全員) → “フル”
• “Eco” (経済ラウンド) → “エコ”

A. 多くの人が最初はそう感じます。以下を試してください:

• まずは簡単な単語から(“Long”, “2”など)
• カジュアルモードで練習
• 日本人コミュニティで慣れる
• テキストチャットから始める

慣れれば自然に話せるようになります！

A. 焦らず段階的に:

1. まず1マップ(Dust2推奨)だけ覚える
2. 主要な場所(5〜10箇所)から
3. 実戦で使って体に染み込ませる
4. 慣れたら次のマップへ

A. 状況に応じて:

• 日本サーバー・日本人のみ: 日本語でOK
• 外国人が混在: 英語推奨
• どちらか分からない: 両方使える準備を

A. すぐに訂正しましょう:

• “すみません、さっきの間違いです”
• “訂正、ロングじゃなくてショートでした”

誤った情報はすぐに訂正することで、チームの判断ミスを防げます。

• ボイスチャット設定ガイド

• r/GlobalOffensive - コミュニティ
• HLTV.org - プロシーンの最新情報

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