Nuke

Nuke（ニューク、de_nuke）は、Counter-Strike 2に登場する爆弾解除マップである。原子力発電所を舞台とし、他のマップとは異なり2つのサイトが垂直方向に重なるという独特の構造を持つ。

Nukeは、原子力発電所を舞台とした爆弾解除マップである。CS:GOのオリジナルバージョンはドイツの発電所、リメイク版はアメリカの「Cedar Creek Nuclear Power Plant」を舞台としている。

他のマップとは異なり、Nukeは中央の建物を中心としたレイアウトで、2つのサイトが垂直方向に重なっている（Aサイトが上階、Bサイトが下階）。この構造により、通常の左右だけでなく上下も考慮する必要があり、足音や銃声の方向判断が難しくなっている。

Steamワークショップガイド All the correct CS2 callouts for every map より引用

Aサイトは建物の上階に位置し、複数の進入経路がある。

主な進入経路:

• ハット（Hut）: T側からの主要ルート
• スクイーキー（Squeaky）: きしむドアからの進入
• メイン（Main）: 屋外からの直接アクセス

サイト内の主要ポジション:

• ヘブン（Heaven）: CTスポーンから上がる高台
• ラフターズ（Rafters）: Aサイトを見下ろす金属の梁
• テトリス（Tetris）: ハット横の箱

Bサイトは建物の下階に位置し、複数のルートでアクセスできる。

主な進入経路:

• ランプ（Ramp）: 上階からの階段
• シークレット（Secret）: 屋外からの地下通路
• ベント（Vent）: 換気ダクトからのアクセス

サイト内の主要ポジション:

• ウィンドウ（Window）: 窓付きの小部屋
• ダーク（Dark）: 暗い角
• デコン（Decon）: 除染室付近

屋外エリアは他のマップの「ミッド」に相当し、戦略的に重要なエリア。

• サイロ（Silo）: T側からアクセスできる高台
• ガレージ（Garage）: CT側の建物
• T Roof: T側のルーフトップ

• 垂直構造: AサイトとBサイトが上下に重なる独特の構造
• 音の重要性: 足音や銃声で敵の位置（上下を含む）を把握
• ウォールバン: 床/天井を通じた壁抜きが可能
• 屋外コントロール: 屋外を制圧することで様々な選択肢を得られる

Nukeは歴史的に最もCT有利なマップの一つとされてきた。CTは多数の防衛ポジションを持ち、素早いローテーションが可能。リメイク後は改善されたが、依然としてCT有利の傾向がある。

NukeはJo “MEEEEDIC” Biegによって制作された。Counter-Strike Betaから登場しており、当初は人質救出モードとして計画されていたという話もある。

CS:GOベータ期間中、プロプレイヤーでマッパーのSalvatore “Volcano” Garozzoがde_nuke_veという競技向けバージョンを作成し、2012年12月12日のアップデートでValveはその変更点の一部を公式版に取り込んだ。

2016年2月17日、Operation Wildfireと共にリメイク版がリリースされた。

• グラフィックの刷新: Source 2エンジンによる照明・マテリアルの改善
• 視認性の向上: 暗い場所の明るさ調整
• コールアウトの更新: 2025年版ではいくつかのエリア名が更新

• 制作者Jo Biegを称えるプレートがランプのクレーン上に隠されている（noclipでのみ確認可能）※1
• Aサイト、Bサイトどちらかで爆弾が爆発すると、アラームが鳴る※1
• CS:GOのトレーラーにオリジナルバージョンのNukeが登場した※1
• ベント（換気口）のカバーは開閉操作が可能で、射線を遮断できる※1
• 公式ファクションはカウンターテロリスト側がFBI、テロリスト側がPhoenix Connexion※1

• Nuke攻略ガイド（作成予定）
• マップ一覧

• Counter-Strike Wiki - Nuke（英語）
• Liquipedia - Nuke（英語）
• Steam Workshop - CS2 Callouts Guide（英語）