Inferno

Inferno（インフェルノ、de_inferno）は、Counter-Strike 2に登場する爆弾解除マップである。ヨーロッパ風の小さな村を舞台とし、イタリア語の標識が見られることからイタリアが舞台と推測される。Active Dutyマッププールで最も長く在籍しているマップの一つ。

Infernoは、ヨーロッパ風の建築様式を持つ小さな村を舞台としている。Separatist（分離主義者）のファクションが登場し、イタリア語の標識が見られることから、イタリアが舞台と推測されるが、スペインやフランスのバスク地方である可能性もある。

マップは大まかに長方形の形状をしており、CT側とT側が対角線上に配置され、2つのサイトが残りの2つの角に位置している。他のマップと異なり、多数のコーナーや隠れ場所があり、独特のコールアウトが多い。

Steamワークショップガイド All the correct CS2 callouts for every map より引用

Aサイトは多くの箱で覆われ、様々な角度からカバーできる構造。グレイブヤード（墓地）の高台やピットの低地など、複数の防衛ポジションがある。

主な進入経路:

• アパートメント（Apartments）: T側からの主要ルート
• アーチ/ライブラリ（Arch/Library）: ミッドからの接続
• ピット（Pit）: サイト前の低地

Bサイトは中央に大きな噴水があり、その周りに高い箱が積まれている。バナナからの進入が唯一のT側からの直接ルートとなる。

主な進入経路:

• バナナ（Banana）: T側からの唯一の直接ルート
• CTスポーン（CT Spawn）: CT側からのローテーション

Infernoは他のマップと異なり、2つの独立した「ミッド」エリアを持つ。これらは「メキシコ」と呼ばれる狭い通路でのみ接続されている。

• オルトミッド（Alt Mid）/セカンドミッド（Second Mid）: Tスポーン側のミッド
• ミッド（Mid）: Aサイト側のミッド

• バナナコントロールの重要性: バナナの制圧がBサイト攻防の鍵
• 複雑な構造: 多数の角や隠れ場所があり、クリアリングが重要
• ユーティリティ重視: スモーク、モロトフ、フラッシュの使い方が勝敗を決める
• 2つのミッド: 独特の構造により、挟撃戦術が可能

Infernoは歴史的にわずかにCT有利とされてきたが、リメイク後はよりバランスが改善された。バナナのコントロールとユーティリティの使い方がサイドバランスに大きく影響する。

InfernoはChristopher “Barney” Auty（Aztec、Vertigoも制作）によって作成され、Counter-Strike Betaから登場している。Autyはすべてのタイトルに登場するマップを持つ最も成功したアマチュアマッパーの一人とされる。

マップはCounter-Strike: Condition ZeroでRitual Entertainmentによって編集され、Counter-Strike: Sourceで大幅にリメイクされた。CS:GOでは2016年10月13日に再度リメイクが行われた。

• グラフィックの刷新: Source 2エンジンによる照明・マテリアルの改善
• 視認性の向上: 暗い場所の明るさ調整
• スモークシステムの変更: 新しい体積スモークにより、バナナでの攻防が変化

• Counter-Strike最古参のマップの一つで、すべてのタイトルに登場※1
• 「ボイラー」のコールアウトは、過去にその場所にあったボイラーに由来※1
• 「カー」のコールアウトも同様に、過去にバナナのCT側端に車があったことに由来※1
• 制作者Christopher Autyは後にCrytekに移籍し、Far CryやCrysisシリーズのレベルデザインに携わった※1

• Inferno攻略ガイド（作成予定）
• マップ一覧

• Counter-Strike Wiki - Inferno（英語）
• Liquipedia - Inferno（英語）
• Steam Workshop - CS2 Callouts Guide（英語）