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Dust II

Counter-Strike史上最も象徴的なマップ。シンプルで分かりやすいレイアウトと強いバランスで、カジュアルから競技まで幅広く愛される。

Dust II(ダストツー、de_dust2)は、Counter-Strike 2に登場する爆弾解除マップである。中東を舞台とした前作Dustの後継マップで、ギネス世界記録に「累積プレイ時間で最も人が住んだビデオゲーム環境」として複数回登場している。

基本情報

項目 内容
マップ名 Dust II
ファイル名 de_dust2
ゲームモード 爆弾解除
マッププール Active Duty(2025年11月現在)
初登場 Counter-Strike Beta
CS:GO実装日 2012年(ローンチ時)※1
リメイク 2017年10月18日※1
制作者 David Johnston※1

概要

Dust IIは、Counter-Strikeシリーズで最も人気のあるマップの一つであり、その強いバランスで知られている。中東を舞台としており、前作Dustと同様の砂漠の環境が特徴。

マップはシンプルで直線的なレイアウトを持ち、両サイトへのアプローチがわかりやすい。ロングA、キャットウォーク、Bトンネルなど、各ルートが明確に定義されており、初心者でも理解しやすい構造となっている。

コールアウト

Steamワークショップガイド All the correct CS2 callouts for every map より引用

Aサイト周辺

日本語名 英語名 説明
Aサイト A Site 爆弾設置エリア
ロングA Long A T側からの長距離アプローチ
Aカー A Car サイト横の車付近
グース Goose サイト後方の角(Goosemanに由来)
ピット Pit ロングA入口の低い位置
クロス Cross ロングA入口の横断エリア
ショート/キャット Short / Cat キャットウォークからの進入路
ランプ Ramp Aサイトへの傾斜
プラットフォーム Platform 高台エリア
サイドウォーク Sidewalk CT側の通路

Bサイト周辺

日本語名 英語名 説明
Bサイト B Site 爆弾設置エリア
Bトンネル B Tunnels T側からの主要進入路
アッパートンネル Upper Tunnels トンネル上層
ロワートンネル Lower Tunnels トンネル下層
Bカー B Car サイト横の車付近
バックプラット Back Plat サイト後方の高台
ビッグボックス Big Box サイト中央の大きな箱
クローゼット Closet サイト内の小さなエリア
Bドア B Doors ミッドからの入口
ウィンドウ Window 窓位置

ミッド周辺

日本語名 英語名 説明
ミッド Mid マップ中央エリア
ミッドドア Mid Doors CTからの射線が通るポイント
サイサイド Suicide T側からミッドへの危険な通路
エックスボックス Xbox ミッドのジャンプ台となる箱
パームツリー Palm Tree ヤシの木付近
CTミッド CT Mid CT側のミッドエリア

コールアウトについて

Dust IIには同じ名前のコールアウト(CarがAとBの両方にある等)があるため、チームメイトに報告する際は「A Car」「B Car」のように区別することが重要。

マップ構造

Aサイト

Aサイトは広いオープンエリアで、ロングAとキャットウォーク(ショート)の2つの主要進入路がある。

主な進入経路:

サイト内の主要ポジション:

Bサイト

Bサイトは比較的狭いエリアで、トンネルからの進入がメインとなる。

主な進入経路:

サイト内の主要ポジション:

ミッド

ミッドはマップの中心に位置し、両サイトへのアクセスを提供する。CTスポーンからのドア越しの射線が特徴的。

マップの特徴

戦略的特徴

サイドバランス

Dust IIはゲーム内で最もバランスの取れたマップの一つとされている。統計的にはほぼ50:50に近く、どちらのサイドでも勝機がある。

歴史

開発経緯

Dust IIはDavid Johnstonによって制作され、Counter-Strike 1.1パッチで公式マップとして採用された。JohnstonはDustを完成させた後、Team Fortress 2: Brotherhood of Armsのスクリーンショットに触発されてこのマップの開発を開始した。

2017年10月18日にCS:GOでリメイク版がリリースされ、グラフィックが大幅に刷新された。これはTrain、Nuke、Infernoに続く4番目のマップリメイクとなった。

Counter-Strike 2での変更点

CS2への移行時、Dust IIは「touchstone」マップとして位置づけられ、レイアウトを維持しつつグラフィックと照明の強化が行われた。

備考

関連ページ

外部リンク